📚2023年5月に読んだもの

「月と散文」又吉直樹

 

有隣堂YouTubeチャンネルで、又吉さんご本人がこの本の宣伝をした動画に興味を持って、購入しました。

特に理由はないのですが、超有名な「火花」はまだ読んでいません。初の又吉作品。しかも普段はほとんど読まないエッセイです。

本文を読めばなるほど、確かにこれは散文という言葉が適切に思います。長いのも短いのもあって、内容は又吉さんがその時々に感じた事、思い出した事が書かれています。又吉さんのように、日常の中で深く考察できる感性が羨ましく思います。(行き過ぎると鬱になってしまいそうですが)

アメリ支部」というタイトルで相方の綾部さんについて書かれた短い文章があったけど、すごく良かった。この二人だからコンビが組めたのだろうと思わざるを得ません。私は綾部さんを誤解していたし、ピースの二人を応援したくなりました。

エッセイ作品を読んでいる間はとても心地よく時間が過ぎていきます。エッセイの意味を調べると「自由な形式で意見・感想などを述べた散文。 随筆。 随想。」と記載されています。Twitterも同じような役割を持ちますが、エッセイを読んでいる時のような心地よさは得られないでしょう。ブログもエッセイ寄りだと思います。文字数を気にしないで書くと、その人の個性が表れて、それは上手い下手関係なく読んでいて楽しいものです。私はそんな散文をもっと読みたいので、日々ブログを漁ります。